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『nowhere』中村香蓮



誰もいない学校を彷徨い歩く。私は今、どこにいるのか。これからどこへ向かうのか。

子供と大人の境界に立ち、自己確立の途上で揺れる、所在のない精神状態を空間描写に重ねて表現した作品。


 

作品は日藝博期間中、江古田校舎でもご覧いただけます。

 

ご感想はページ下部のコメント欄にお願いいたします。

1 Comment


Guest
3日前

夢の中で何度も覚めるような不思議な作品です。どこでもない空間を、でも克明に記録するカメラが肥大化した若者の自意識を写しているように捉えることも可能かもしれません。シュルレアリズムのデペイズマンは見た目に明らかな違和感を覚えますが、普段通りにしていても実はすでに失われていて、いったん下をのぞいて自分の位置を確かめようとした瞬間にくずおれる足場が若者特有の不安定さを表しているようにも感じられます。

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日本大学芸術学部

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