『ギズモ』曽山颯「父さん、"ギズモ"ってなに?」「それは仕組みのことだよ...」"ギズモ"に組み込まれる人や組み込む人、そしてそれ以外の人の話。 作品は日藝博期間中、江古田校舎でもご覧いただけます。▶︎ 対面企画 ご感想はページ下部のコメント欄にお願いいたします。
「父さん、"ギズモ"ってなに?」「それは仕組みのことだよ...」"ギズモ"に組み込まれる人や組み込む人、そしてそれ以外の人の話。 作品は日藝博期間中、江古田校舎でもご覧いただけます。▶︎ 対面企画 ご感想はページ下部のコメント欄にお願いいたします。
おそらくこの作品は多くの“古い言葉(「サイバーパンク」「ノイズ」「仮想現実」「ドラッグカルチュアー」etc..)”で語られるでしょう。でも私はこの作品を何度か観るうちに「もしかしたらこれは新しいのではないか」と感じるようになりました。恐らく作者が一から考え出した表現世界がたまたまこの表象になっているだけなのだと…
この作品の主人公は遠近感のバグった3Dプリンターで作られたような世界で“ギズモ”というヘッドギアをつけて生活している。その何ひとつ安定しない“フラジャイル”な世界(プラットフォーム)で人々は簡単につながり合いヘゲモニーを争い“ギズモ(しくみ、私は仮に「効果的で煽動的な言葉」とでも言いたいのですが)”を手に入れることで、ため息をつくくらい簡単に人を傷つけることもできる。このようすは今のSNS環境ととても似ています。(このたとえも語り尽くされてはいますが、、)
またこの作品は大画面で観るよりは、視線の先10センチくらいのヘッドマウントディスプレイで観たいと思ったのも新しいと思った要因ですがどうなんでしょうか?