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『鹿』森島慧

<あらすじ>

全身の酷い肌荒れに悩まされている主人公、直。直の肌を母親は病院ではなく独自の治療法で治そうとする。しかし肌はそう簡単に治らず、直のコンプレックスはどんどん膨れ上がっていき、飲食店のアルバイトに落ちたことにより爆発する。そんな中、母が直に怪しい手術を勧める。治療を受けるか迷う直は弟に相談し、弟は母を頼らず病院を受診するよう説得するが、母にその計画が気付かれ失敗し直は母の勧める手術を受けることになる。しかしそれは首から上までの施術となった。時が過ぎ、大学生になった直は綺麗な肌を手に入れ、友人や恋人を作り大学生活を謳歌する。しかし首から下の本来の肌を隠し、また幼少期に培ったコンプレックスもあり直は秘密主義になってしまう。直に不信感を抱いた友人と恋人は直の私生活を暴こうとし、その計画を知らない直はついに友人と恋人を家に入れてしまう。様子のおかしい弟と母を気味悪がった友人が帰るが恋人は直を家から救おうとし家に残る。恋人が母に直と交際していることを告げると母が怒り、遊に恋人の染めた髪をコンロで燃やさせようとする。母に対する恐怖で動けなかった直が弟を止め、服を脱ぎ脱いだ服で恋人の髪を消火する。


 

作品は日藝博期間中、江古田校舎で読むことができます。

 

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日本大学芸術学部

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