<あらすじ>
アユミちゃんという少女人形が好きな小鳥遊渚(10)は、人形の服を作ることに夢中の杉野拓海(10)と出会う。拓海も渚と同様に母親との確執を抱えていたことを知り、渚は拓海と親交を深めていく。ある日、二人は親に無断で東京に向かう。間宮寛樹(34)は、妻の円香(32)の母親になりたいという願望を受け入れられずにいる。そんなある日、夫妻は大喧嘩し、寛樹は自分が子供に興味がないと円香に伝える。翌日、寛樹が仕事から帰ると、自身がコレクションしていたアユミちゃんと、ドールハウスが部屋から一つ残らず消えていることに気付く。円香も家から去っていた。渚と拓海は、東京のアユミちゃん専門店で寛樹と出会う。二人が親に無断で東京まで来たと知った寛樹は、柚月に電話で報告する。柚月が迎えに来るまでの間、交流する三人。別れた後、拓海と渚はそれぞれの母と折り合いをつけ、寛樹は円香と離婚することを決意する。
作品は日藝博期間中、江古田校舎で読むことができます。
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