top of page

『娯楽戦争』茅原光梨

<あらすじ>

2XXX年。政府によって施行された政策より”誰も傷つかない世界”が実現された日本。公安部・娯楽検閲課として日々娯楽に対する規制を行っている高岸哲夫(58)。その規制に対抗する人々が暮らす地下街の住人、墨田海(21)、牧野香(22)、麗子(44)、加藤(52)。高岸の父貞夫(80)は地下街の創始者であり、娯楽犯罪者。地下街に潜入し、父を逮捕する任務を任せられる高岸。地下街に潜入する中で、娯楽に救われた人々を見て、娯楽規制に対して疑問を抱き始める。そんな中、地下街の人々から娯楽規制への抗議の映画制作に誘われれ参加する高岸。負けじと政府も地下街の人々を粛清し始める。戦うことを決意した高岸は、公安を裏切り、地下街の人間として戦い、抗議のため戦いの様子を映画として撮影することに成功する。戦いで高岸は散ってしまうが、高岸が残した映画のおかげで、数十年後の未来、娯楽規制が緩和され平和な世界になる。


 

作品は日藝博期間中、江古田校舎で読むことができます。

 

ご感想はページ下部のコメント欄にお願いいたします。

Comments


日本大学芸術学部

© 2025 日本大学芸術学部映画学科

bottom of page