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「アメリカンニューシネマから見るアメリカ社会」田口昇太朗

<論文概要>

アメリカン・ニューシネマをテーマに、1960~1970年代のアメリカ社会を背景とした映画の作品分析を通じて、当時の社会的、文化的変動を論じる。アメリカン・ニューシネマの特徴として、反体制、個人のアイデンティティの葛藤、文化的変革が挙げられる。具体的に『俺たちに明日はない』、『卒業』、『イージーライダー』など、10本の映画を分析する。これらの作品は、ベトナム戦争や公民権運動などの社会的課題を背景に、若者の反抗心や社会からの疎外感を描き、リアリズムや即興演技といった革新的手法で表現された。また、映画が社会の状況や価値観をどのように映し出し、観客にメッセージを伝えたのかを考察している。この研究を通じ、映画が持つ表現力や社会的影響力、さらにはその後の映画制作への影響についても論じている。


<卒論を終えて>

この論文は、アメリカン・ニューシネマと呼ばれる10作品を取り上げて、それぞれの分析を行うとともに、アメリカン・ニューシネマを三つのテーマに分け、ジャンル毎に分析し、当時のアメリカ社会を考察しています。また、その後アメリカン・ニューシネマがどのような影響を与えているかについても論じています。四月から約一年弱準備をしてきましたが、映画について様々な文献を読みながら4万字の論文を書くことは今後ないと思うので、貴重な機会となりました。

 

作品は日藝博期間中、江古田校舎で読むことができます。

 

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