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論 文
映像表現・理論 [理論・批評専攻]
吉田杏
『小津安二郎の映画における「子ども」の役割』

本論文は、小津安二郎における「子ども」の役割に注目し、家庭や社会との関係性の中でその意味を考察するものである。
分析対象として、『突貫小僧』『生まれてはみたけれど』『一人息子』『長谷紳士録』『麦秋』『東京物語』『おはよう』の7作品を取り上げ、子どもが登場する場面における行動、沈黙、視線、他者との関わりを中心に分析比較を行った。
小津作品において子どもは、単なる成長途中の存在ではなく、家庭内部に潜む葛藤や世代間の価値観のズレを可視化する重要な役割を担っている。戦前作品では、子ども自身の違和感や欲求が家庭の空気を揺さぶり、大人側の変化を促す主体的な存在として位置づけられている。
本研究を通して、小津が子どもを通じて家庭の変化と社会の移り変わりを丁寧に描き出してきたこと、そして、子どもこそが時代の変化を最も敏感に受け取る存在として表されているかを明らかにした。
タグ:
Drama, 4年
本文は日藝博期間中、江古田校舎でお読みいただけます。
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