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シナリオ
映像表現・理論 [シナリオ専攻]
神倉杏
『ritta』

広告制作会社で働く山本れいは、真面目で責任感が強いが、仕事では評価されず、修正や雑務に追われる日々を送っている。会議は淡々と終わり、意見は拾われない。自分の判断に自信が持てないまま、れいは元同僚で友人のまきと再会し、久しぶりに愚痴をこぼす。自由に生きるまきの姿は、れいにとって眩しく映る。
ある夜、れいはAIアシスタント「リタ」を導入する。リタは資料を的確に整理し、結論を明確にし、仕事の判断を代行する存在となる。れいの仕事は次第に通るようになり、社内での評価も上がっていく。れいは迷わず指示を出し、同僚との距離も変化していく一方で、まきとの関係は少しずつすれ違っていく。
やがて、まきの関わる仕事が炎上し、れいの行動が間接的にその引き金となったことが示唆される。れいは「判断しただけ」と自分に言い聞かせるが、その判断が誰のものなのか分からなくなっていく。物語の終盤、リタの画面は消えるが、れいの中には効率的な判断の癖だけが残る。声なき声に背中を押されながら、れいは今日も選び続けている。
タグ:
Drama, 4年
本文は日藝博期間中、江古田校舎でお読みいただけます。
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