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シナリオ

映像表現・理論 [シナリオ専攻]

佐々木嘉那

『愛のかたち』

佐々木嘉那

主人公・三嶋優はカメラマンになる夢を抱く大学生である。ある日、母・智子が脳出血で突然倒れ、命は助かったものの、後遺症が残る可能性があると医師から告げられる。カメラマン・和田のもとでアルバイトをしていた優は母の突然の入院により、撮影や課題から距離を置かざるを得なくなる。集中治療室で眠る母の姿を前に現実を受け止めきれない。また、仕事の単身赴任や出張を繰り返す父・孝明とは以前からすれ違いがあり、家族としての距離を感じていた。
右脳出血の後遺症により、智子には左半身の麻痺が残り、気管切開の影響で声を出すこともできない。思うように身体が動かせない状態でリハビリに取り組む智子。優は毎日病院に通い、智子の世話を続けるが、仕事を理由に面会に来ない孝明に怒りを募らせていく。一方で、智子が自分よりも孝明の存在を求めているように感じ、もどかしさや寂しさを抱えながらも、その感情を素直に言葉に出来ずにいた。
その後、順調に回復し、話せるようになった智子だが、視野障害や記憶の混乱といった後遺症は残り、以前の生活には戻れない現実が明らかになる。智子の変化、思うように制作が出来ない現状、そして、孝明との関係に悩みを抱える優。将来への不安から、カメラマンになる夢を諦めようとするが、智子の一言をきっかけに思いとどまる。また、孝明の不器用な愛情を理解し、本音で向き合えるようになる。
再びカメラを手にした優は和田の紹介を受け、フォトコンテストに応募する作品の制作に取りかかる。智子と孝明の日常や、寄り添い合う姿をカメラに収めながら、優は写真を撮る楽しさを思い出し、家族の距離も次第に縮まっていく。
優はカメラマンを目指し続けることを選択し、智子も順調に退院の日を迎える。満開の桜の木の下、障がい者とその家族として歩み始める3人の姿が描かれる。

タグ:

Drama, 4年

本文は日藝博期間中、江古田校舎でお読みいただけます。

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