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シナリオ

映像表現・理論 [シナリオ専攻]

近藤憲知

『ビリーブ・ミー』

近藤憲知

人に嫌われることを恐れ、過剰に人目を気にして生きる広告代理店社員・篠原梢(26)は、自分にしか見えない小学生の少女・ミーちゃんに、「周囲のヒソヒソ話が怖い」「隣のデスクの越谷杏子(26)が怖い」など、身の回りの出来事をいちいち相談しながら、影の薄い派遣社員として日々を過ごしていた。
そんな梢に、ある日新入社員として青山エレナ(22)が入社してきたり、怖がっていた杏子と一緒に仕事をすることになったりと次々に試練が舞い込む。明るくコミュ力のあるエレナに怯えたり、容赦のない物言いの杏子に怯えたりする梢だったが、ミーちゃんのフォローもあってか、少しずつ打ち解けていき、二人と仲良くなっていく。
その後、梢は仕事で一緒になった同僚・三上慎一(31)のことを好きになり、デートにこぎつけるも失敗。自分のつまらなさに絶望し、エレナや杏子にも悪態をついてしまう。
完全に自己嫌悪に陥った梢は一度実家に帰省すると、ある女性・小林久美に遭遇する。ミーちゃんとは、小学校時代に持病の悪化で亡くなった梢の親友・小林美乃里であった。久美は美乃里の母である。梢は美乃里が亡くなる直前、美乃里の家まで向かうも、怖くて玄関の扉を開けることができなかった。その後悔と悲しみから、自ら美乃里の幻影を生み出し、日々会話していたのだった。
しばらくして、梢のスマホに久美から美乃里が亡くなる直前の映像が届く。美乃里は「ありがとう。私と友達になってくれてありがとう」と。動画を見た梢は号泣する。
梢はその日の内に東京に戻り、エレナと杏子に謝罪。その勢いで三上を再びデートに誘い、告白。速攻振られるも、梢は吹っ切れており、エレナ・杏子と楽しく慰め会を開く。
数日後、美乃里の墓参りに行った梢は、ミーちゃんとお別れすることに。梢、感謝を告げ、「大丈夫。一人じゃない」と笑う。
帰り道、歩きながら杏子と電話している梢。梢が笑うたび、美乃里と買ったお揃いのキーホルダーが揺れている。

タグ:

Drama, 4年

本文は日藝博期間中、江古田校舎でお読みいただけます。

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