『ごめんねそういうコトだから』 本田 江里嫌だと思うことは耳に入れず、目にしない。でも、どうしてもそれができなかったときに、自分の気持ちはどこにいってしまうのだろう。 ご感想はページ下部のコメント欄までお願いいたします。▷ 映像表現・理論コース [映像専攻] の映像作品About 映像表現・理論コース
嫌だと思うことは耳に入れず、目にしない。でも、どうしてもそれができなかったときに、自分の気持ちはどこにいってしまうのだろう。 ご感想はページ下部のコメント欄までお願いいたします。▷ 映像表現・理論コース [映像専攻] の映像作品About 映像表現・理論コース
このように客観的に語るモノローグでアニメーションを作るのは難しかったと思いますが、ただの一人語りになっていないのは絵のタッチと魅力的なキャラクターのお陰でしょう。途中の事件の扱いに関してはもう少し作品の前提を変える位の力があっていいかと思いますが、ラストシーンには作品を超えるだけの広がりがあります。あとタイトルが良いですね。
9分があっという間でした。大切な人を失った喪失感の描き方、そして、最後に登場した赤い花が喪失感を受け入れようとする主人公の心情の変化を表しているのかな思いました。
自分の気持ちは、結局は自分の中で巡り巡るものであり、それをどう処理するかは自分次第なのだと気付かされました。自分の気持ちを他者へ共有し、共感することはできても、気持ちそのものは自分のものなので嬉しい気持ちも悲しい気持ちも大切にできたらいいなと思えるような作品でした。