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「」に対する検索結果が110件見つかりました
- 『僕の知らない中野さん』加地 菜々果
<あらすじ> 駅のホームにいた熊坂 恒(21)はライブ会場で自分の彼女に暴言を吐いた中年男性を見つけると、水をかけ頭突きをし、振られた。 そんな熊坂は極端な言動と見た目のせいで友人は多くはないものの、親友、春位 太郎(21)と満足に学生生活を送っている。 中野 蘭(21)は大学に友人といえる人がおらず、行動を共にするのみの同級生との日々に不満を感じていた。 あるチケットをネットで探していた熊坂は、自身の通う各蕗大学購買部で行われる抽選の賞品になっていることを知る。購買部へと足を運ぶも、一つ前に抽選に参加していた蘭にチケットを当てられてしまう。諦めきれず食い下がる熊坂に、蘭は一緒に行かないかと声をかける。これをきっかけに、二人は企画展友達として交流しながら、蘭の提案で熊坂の外見を変身させていく。そんななかで、熊坂は蘭への恋心を持ち始めるが、気づかない。 ある日、熊坂が応募した楽曲がコンテストで大賞を取る。ここで、一番に伝えたい人が春位ではなく、蘭であると気づき、恋を自覚する。まずは知ることからと蘭に質問を始めるが、距離を置かれてしまう。そこで蘭の親友である高田翠(21)が働くガールズバーに顔をだすも追い返される。恋に奔走する中で蘭の同級生らに蘭は好意を向けられると嫌いになる蛙化現象をもつと聞く。蛙化現象を独自に学ぶも、治すものと発言し、蘭との関係をさらに悪化させていく。 熊坂の発言と、自分の恋心を蛙化現象によって気づいたことに落ち込む蘭のため、翠がガールズバーに熊坂、蘭を集める。熊坂は、蘭の蛙化現象は、自分の気持ちの否定だと叫ぶ。言い合いの中で、言葉にしないことは誰かを傷つけることでもあると気がついた蘭と蘭を知った熊坂。 数ヶ月後、蘭と熊坂はお互いに距離を取り、歩み寄る。 本文は日藝博期間中、江古田校舎で読むことができます。 ▶対面企画 ご感想はページ下部のコメント欄までお願いいたします。
- 『愛してよサバイブ』押場組
<あらすじ> 万里(まり)は奇抜なファッションが好きな女の子。友人・おソノの忘れ物を届けるために、おソノの暮らす不思議な街「夢街」へ…。そこでは次々に凄惨な出来事が起こる。打ちひしがれた万里は、愛する気持ちを力にして変身!自分と好きな人たちを救うため、華麗に立ち回る! <エピソード> かわいい衣装、ノれる音楽、メイク、ダンス、アクション、それに愛!全部詰め込みました。生きにくい世の中も、大好きな人と生き残るんだ!恨みつらみよりも、誰かと手を繋ぎたくなる、愛しい気持ちを大切にしたいものですね。 【監督】押場 渚 【撮影】五来 魁世 【録音】鈴木 咲紀子 【演技】北川 ひかる/千葉 真子/松本 和佳/鞠子 莉緒 ※この作品は対面企画でのみ上映します ご感想はページ下部のコメント欄までお願いいたします。 ▷ 監督/撮影・録音/演技コースの映像作品
- 「成瀬映画の家族 理想と現実」 髙倉 悠伸
<論文概要> 成瀬巳喜男は戦前から数多くの作品を手掛けているが、彼の評価は常に女性表現についての評価がほとんどであり「女性映画」の名手として、高い評価を得ている。私は本論文で、「女性映画」ではなく「家族映画」に焦点を当てて成瀬映画の演出を再評価することを目的とする。成瀬は自身の作品で、同ショット内にて複数の人物がショットを共有し合う女性的表現と特定の人物がショットを独占してしまう男性的表現を巧みに使い分けている。「家族映画」では、夫婦や親子の対立によって上記のそれぞれの表現が共存しあう。それぞれの表現が共存し合う背景には、夫婦の対立を妨げる緩衝材の役割を持つ子供の存在や夫婦が与え合い、返し合う「贈与」などの行為が表現されている。そうした行為を通過することによって、「家族映画」がどちらかの姓に偏らない絶妙なバランスが保たれる。そのため、成瀬の「家族映画」は最も中性的であるとしている。 本文は日藝博期間中、江古田校舎で読むことができます。 ▶︎ 対面企画 ご感想はページ下部のコメント欄までお願いいたします。
- 『触感』程 暁龍
<あらすじ> 張の足が不便だから、王は毎日彼女の家に来て、面倒をしている。張の旧友李も毎日張とおしゃべりをして来る。一方、家の問題で子供たちが争ってやまないで、張は老人ホームに入ることを考えなければならない… <メッセージ> 人間関係は、平凡な生活の中から、時間をかけて築かれるものだと思う。血縁があるかどうか重要だが、血縁がなくでも最も親しい人になることができる。生死ということが誰でも予測できなく、順調し続く生活も誰でもない。世の中で、前向きに努力しながら、真面目で生きることが一番大切なことである。死亡は命の終点であるが、記憶の終点ではない。 【監督】程 暁龍 ※この作品は対面企画でのみ上映します ご感想はページ下部のコメント欄までお願いいたします。 ▷ 監督/撮影・録音/演技コースの映像作品
- 『安君~安らぎに寄せるに君の光〜』常 組
<あらすじ> 祖父は2年前に肝臓がんと診断され、治療を受けたが、2023年11月28日に永眠しました。 この作品は、私の視点から祖父の人生の最後の時期を記録し、祖母、母、そして私との深い絆を映し出しています。これは私にしかできない、今しかできない作品だと思います。 祖父の名前は「胡安君」です。作品を通じて、一方で祖父の穏やかで静かな性格を表現すること、他方では、家族全員を支え、辛い時期でも互いに安心させる愛を表現することを目指しています。そのために『安君〜安らぎに寄せる君の光〜』というタイトルを使用しています。 このセルフドキュメンタリーは、家族と自分自身へのオマージュです。 <メッセージ> 祖父の突然の訃報は、私にとって深い悲しみと試練をもたらしました。この出来事は、作品制作への心理的影響を避けられず、短い制作期間と相まって、撮影と編集の躊躇いもありました。死亡を直視する恐れと、貴重な瞬間を逃すかもしれないという不安が、私を編集作業からも心理的に逃避させました。 しかし、制作の過程で、まるで異世界の祖父と再び繋がるかのような感覚が生まれ、苦痛を振り返り直面することで、予想外の幸福感と心の癒しを感じました。 この作品は、喪失と向き合い、内面の平和を求める旅に、観客の皆様が同行してくださることを、心より幸いに思います。 【監督】常 宥然 【撮影】常 宥然/胡 晶/宋 锦秋/胡 安君/胡 琳琳 【録音】常 宥然 【出演】常 宥然/胡 晶/宋 锦秋/胡 安君/胡 琳琳 ※この作品は対面企画でのみ上映します ご感想はページ下部のコメント欄までお願いいたします。 ▷ 監督/撮影・録音/演技コースの映像作品
- 『インボリューションと学歴社会』ト コクゴ
<あらすじ> 中国のインボリューション社会の中で、多くの人々が良い大学に行かないと良い仕事を得られないと考えており、中国の激しい競争から逃れるために多くの人々が日本に留学している。楊雨航さんもその中の一人で、日本での留学中、ビザの更新に失敗したり、入学が困難だったり、家庭の経済的支援がないという問題に直面しても、日本での学位を取得することを決意した。彼は日本の大学の学位を取得すれば幸福な生活が送れると信じている。しかし、現実はそうではない。同じく日本で留学し、帰国後に良い仕事を見つけることができなかった陶思亮さんもその一人だ。現代の中国ではインボリューションが深刻化しており、彼ら二人も中国の若者の一部を象徴している。 <メッセージ> 私は『インボリューションと学歴社会』の撮影中、現在の作品に登場する2人の主要キャラクター以外にも、成績優秀な留学生のストーリーを撮影した。しかし、最終的に素材をチェックする際に、この留学生がカメラの前での振る舞いが普段の彼女とは異なり、カメラの存在により自分の完璧なイメージを演出することを意図していた可能性があることがわかり、ドキュメンタリーの信憑性が失われてしまったのである。また、中国のインボリューション社会における若者の迷走と不安を表現する際に、私は学歴を求めて日本に留学してきた中国人留学生のより象徴的なイメージを選択したいと考えた。しかし、成績優秀なこの留学生はインタビューで学歴を求めていないと述べており、私の見解を表現するために、最終的にその部分の素材を削除することにした。 【監督】ト コクゴ ※この作品は対面企画でのみ上映します ご感想はページ下部のコメント欄までお願いいたします。 ▷ 監督/撮影・録音/演技コースの映像作品
- 『道中でぼんやりする』張組
<あらすじ> 四月末、孫の健は祖父一夫を連れて長野へと旅立つ。目的は一夫の発明を通じて、約束された1500万円を手に入れること。出発する際、彼らは秘密を持つ亜蘭と出会い、彼女も旅に加わることになる。旅が進むにつれて、三人の間の距離は徐々に縮まり、それぞれが抱える問題も明らかになる。しかし、一夫の認知症の進行は彼らの関係を複雑にする。終わりには、家族としての絆を取り戻すため、三人は互いに理解し合い、和解を見出す。 <メッセージ> この作品は、認知症患者との交流からインスピレーションを得て、彼らの豊かな内面を探求します。コロナ禍での生活に閉じ込められた日々の中、車内での独特な会話や景色が創作の触発源となりました。ロードムービーという形式を通じて、流動性と開放感を観客にもたらし、日常からの脱却を促します。認知症患者の生活を室内から外の世界へと広げることで、彼らの深い内面と日々の挑戦を描き出します。映画は、認知症患者だけでなく、現代人の共通の迷いにも光を当て、私たち自身の内面と向き合う機会を提供します。 【監督】張 宇卓 【撮影】フウ ショウ 【録音】板津 源 【出演】健役・横山賢斗/亜蘭役・藤井優香/一夫役・アツシカト ※この作品は対面企画でのみ上映します ご感想はページ下部のコメント欄までお願いいたします。 ▷ 監督/撮影・録音/演技コースの映像作品
- 『Between you&me.』北岡組
<あらすじ> とある公園の一角にて、橋口(25)は不動産案内の看板を掲げて立っている。橋口の隣には警備員の金田(65)がおり、二人に共通するのは、ただそこに立っているだけという日常だ。世間はクリスマスで賑わう中、二人はいつも通りの他愛のない会話でやり過ごす。 しかし、そんな二人のあるアクションがきっかけとなり、橋口の冴えない日常に花が咲くのだった。 <メッセージ> 「正しくない選択でも、正しい結果を招くことがある」そんな思いを込めて制作致しました。自分の力不足でお見苦しい点もあるかとは思いますが、この作品が見ていただく皆様の一部に何か影響を与えられればと思います。よろしくお願い致します。 【監督】北岡 勇一 【録音】白井 菜々子 【出演】橋口役・北村勇気/金田役・丹野辰哉/華村役・藤井憂憂/平田役・平井裕大/セイラ役・夏アンナ/ミツル役・野上桜禅 ※この作品は対面企画でのみ上映します ご感想はページ下部のコメント欄までお願いいたします。 ▷ 監督/撮影・録音/演技コースの映像作品
- 『夏の蝉しぐれ』林 組
<あらすじ> 反抗期の玲奈(16)と、その母である陽子(42)はお互い譲らない性格がゆえに、些細な口喧嘩をしてしまう。夏のある日、田舎に住む祖母・和子(65)の家を訪れ、風情あるその住まいで過ごすうちに、母娘三代の気持ちが次第に揺れ動き始める。祖母お手製のカレーや、庭で吹き飛ばしたスイカの種や、自転車で走り行く人、蝉の鳴き声といった日常の些細な出来事を共有していく中で、夏の暑さを感じつつ互いの関係を見つめ直していく。 <メッセージ> 微かな瞬間から人物の微妙な心情の揺れ動く様を捉え、互いを理解し合い、親子の新たな可能性について追求しました。私自身、かって両親との口論が絶えなかった時期があり、今回の作品を制作する中で、当時を振り返り私自身だけでなく、当時の家族の心情についても改めて気付かされる点があったと思っています。 【監督】林 育欣 【撮影】張 匯梓 【録音】邱 文翰 【出演】玲奈役・千田 つむぎ/陽子役・近藤 奈希保/和子役・新海 ひろ子 ※この作品は対面企画でのみ上映します ご感想はページ下部のコメント欄までお願いいたします。 ▷ 監督/撮影・録音/演技コースの映像作品
- 『浮遊の境界線』ゴ ユジョ
<あらすじ> この世界を軽やかに浮遊でいることを伝えたい、どこにでも行ける、行きたいと思えば行けます。自分を忘れさえすれば、思考に境界線はありません。 <メッセージ> 登場人物が自分の理想とするノー・マンズ・ランドを見ているが、自 分は別の場所にいる。ノー・マンズ・ランドに到達することはできないし、到達すること もできないかもしれないが、この境界線を越えたいと思い、目を開けると、自分が理想と する場所に向かって歩いているのがわかる。 不安定ではあるが、彼は刻々 と理想に近づいている 【監督】ゴ ユジョ 【出演】セン ハイケツ ※この作品は対面企画でのみ上映します ご感想はページ下部のコメント欄までお願いいたします。 ▷ 監督/撮影・録音/演技コースの映像作品
- 『死亡の旅』李 琳琳
<あらすじ> 人生は、ただ死に向かう旅である。中国・徐州市の市区、市区と田舎の結合部、そして田舎での3つの葬儀を通じて、中国の伝統的な葬儀文化を紹介し、その流れの違いを示す。簡素で西洋化された市区の葬儀、煩雑で流れが長い田舎の葬儀、葬儀慣習の文化はどこへ向かうのでしょうか。制作中に意外な出来事が起こってくる…映画の趣旨も、監督個人のアイデンティティに変化する。 <メッセージ> 死は人間の最終的な行き先であり、葬儀は人生の最後の儀式である。中国人は死に対する複数の感情が儀式の細部に深く絡み合い、その後には民族の素朴な民間信仰が透けて見える。私は記録者として葬儀に足を踏み入れて、傍観者の視点は冷静であるか、感情的であるかもしれない。私は完全にカメラの後に隠れていた人から、自分自身に密接に関連するこの旅に急に乗り出すまで、避けられないほど強い私的で結びついた記録に進んできた。私はもはや「死」から離れられない、それは人々が直面する必要のある終わりである... 【監督】李 琳琳 ※この作品は対面企画でのみ上映します ご感想はページ下部のコメント欄までお願いいたします。 ▷ 監督/撮影・録音/演技コースの映像作品
- 『The fear』 董組
<あらすじ> 恐ろしい夢に悩まされているFが、パニックに陥り、次第に自分自身を疑い始めました。 <メッセージ> 夢と現実の区別がつかないような環境を構築することで、「客観的偶然」のような構造を作って、意識の外から侵入する偶発的なものを捉えることでまだ意識化されていない現実の姿を見出したいです。 【監督】董 文梦迪 【撮影】曹 惠婷 【録音】板栗 源 【出演】苏嘉 李/慧 刘 超 ※この作品は対面企画でのみ上映します ご感想はページ下部のコメント欄までお願いいたします。 ▷ 監督/撮影・録音/演技コースの映像作品