『残映』 奥野 倫服を残していなくなってしまった女と残された男。 男は彼女がいた記憶を反芻する。 彼女の作った服を纏った時、男の時間は進み始める。 ご感想はページ下部のコメント欄までお願いいたします。▷ 映像表現・理論コース [映像専攻] の映像作品About 映像表現・理論コース
服を残していなくなってしまった女と残された男。 男は彼女がいた記憶を反芻する。 彼女の作った服を纏った時、男の時間は進み始める。 ご感想はページ下部のコメント欄までお願いいたします。▷ 映像表現・理論コース [映像専攻] の映像作品About 映像表現・理論コース
女の居たかつての時間。不在を埋める男の言葉。途切れ途切れで何ものにも変換可能な日常の断片たちが女の残した皮膚(=衣服)の交換によって縫い合わされてゆく。スタイリッシュなモノクロ映像に端正なモノローグを使いながらも“衣服を纏う”という行為が交換されることで、それが紅く生々しい肉体や愛という失われた実存を取り戻す行為のようにも感じられます。