<あらすじ>
久しぶりに見た祖父の姿に、私はなんて声をかけたらいいのか分からなかった。
大学2年生の雨音は、この夏初めて身近な人の死を経験した。祖父の死を悲しみ、周りで沢山の人が泣いている中、その光景をただ眺める雨音。彼女の瞳から涙が流れることはなかった。実感が持てず、祖父の死を素直に悲しめない雨音は、徐々に罪悪感を抱くようになっていく。
祖父が楽しみにしていた二十歳の誕生日、雨音を祝うかのように雨が降り始める。
<エピソード>
大切な人を失ってもなお、いつもと変わらない日常を自分が送っていたら何を思うのだろうか。そんなことを考えながら、このシナリオを書きました。
大多数の人と同じようにその感情への熱量を持っていけなくとも、自分は自分なりに感情があって、その感情の中で大切な人を想う主人公を描いた作品です。ぜひ見てください!
【監督】本田 悠月
【撮影】加瀬 瑞季
【録音】鈴木 咲良
【演技】東 ひかり/千葉 真子/髙沖 彩佳
※この作品は対面企画でのみ上映します
ご感想はページ下部のコメント欄までお願いいたします。
Comentarios