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『草の根』 武田 壱太


この作品の着地どころとしての最終目標を先に述べてしまおう、それは自然との対話である。有機農業と聞いた時、まず初めにあなたは何を思い浮かべるだろうか? 野菜だろうか? 人だろうか? それとも泥臭さ、あるいは非効率的な冗長性だろうか? 私はこの作品で、それら全てを包括的に、また立体的に表現できないかと考えた。この作品を観て、内容の理解・把握というよりも、肌感覚での体験を優先して感じて頂ければ幸いである。

 

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閲覧数:63回1件のコメント

1 comentario


Invitado
14 mar

 説得力を持つ力強い映像と文学的に練り上げられたナレーションは群を抜いています。ただそれらが同時であることでお互いが存在を主張してしまい観客の集中力を削いでしまっています。ですがこれは監督がこの作品に費やした時間の総体であることを考えれば、既に“映像作品”というよりも“この場所で畑を耕すこと”と同義ではないかと思わせる程の存在感があります。

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