top of page

「ジャン・ヴィゴ論」坂元 緋奈子

<論文概要>

 授業でジャン・ヴィゴ作品を鑑賞し、映像の美しさに惹かれ興味を持った。特に、作品における「祝祭性」と「光」の表現に魅力を感じたが、日本での評価は多様な編集や水中撮影をはじめとする技術面に偏っていたため、作品を分析し、ジャン・ヴィゴ論の再構築を図りたいと考えた。まず、これまでになされてきたフランス及び日本でのヴィゴ作品に対する評価を調べ、年代ごとにまとめた。やはり、編集や技術面、そしてヴィゴの反体制的な思考やアナーキーさに関する評価が大半を占めていた。次に、改めて構図や光の使い方などに着目し、作品ごとに分析を行った。分析をもとに、「祝祭性」と「光」に関する考察を行った。ヴィゴ作品には共通した「祝祭」というテーマが当てはまること、そして後期の作品においては「光」の表現と「祝祭性」に関連性があることがわかった。


本文は日藝博期間中、江古田校舎で読むことができます。

 

ご感想はページ下部のコメント欄までお願いいたします。



閲覧数:194回0件のコメント
bottom of page