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『夏にマスクじゃメガネが曇る』戸井 くるみ

<あらすじ>

芸術大学で音楽を学ぶ上条夏理(21)は、就職活動に忙しい大学4年の6月、父、和哉(45)が後妻の早紀(35)と一緒に事故死したとの報を受け取る。両親が離婚して久しく、突然の訃報をどう受け止めていいかわからない夏理だったが、和哉と早紀に遺された娘、言葉(8)(以降はカタカナで表記)を、迎えに病院へ行った。和哉には存命の親戚がおらず異母姉に当たる夏理が一時預かることになったのだ。コトハは音や数字にそこにはない独特の色を感じる「共感覚者」で、人を見てもその輪郭の周りに色が見えるという特徴を持つが、夏理の周りには色が見えないと言う。人はそれぞれ見ている世界は違うが、自分の感覚や感情を、人の感情や感覚を否定してはいけないという話。


本文は日藝博期間中、江古田校舎で読むことができます。

 

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