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『放浪戦士アースバウンド』酒井 凜太郎

<あらすじ>

 正体不明の怪人『猛人牢』と戦う戦闘兵士を集める広告塔に起用された男性アイドル・飯 為自摸也はしかし、その立場に耐えられず、母でマネージャーの玲子と共に失踪する。

逃亡先での様々な経験を経て、アイドルと戦闘兵士の二足の草鞋を履く者として社会に 戻った自摸也はある日、玲子から驚愕の事実を告げられる。自摸也の父親である故人・飯為 和彦は、自摸也の所属する芸能事務所の社長で、和彦の始めた作業用スーツ事業の事故で生 まれた猛人牢を玲子が処理しており、自摸也と玲子の逃避行もその資金集めのドキュメン タリー用に全て記録されていたのだった。絶望の淵に立たされた自摸也は再び、しかし今度 は一人で逃亡し、一兵士として戦いに身を投じていく。

戦いが終わり、顔に大怪我を負ったことでアイドルとしての自摸也は完全に死んだ。し かし、包帯の下で、その口元は満足そうに微笑むのだった。


本文は日藝博期間中、江古田校舎で読むことができます。

 

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