＜あらすじ＞
福島県南相馬市で生まれた川合さえ（11）。2011年3月11日、東日本大震災発生。さえが避難所で目を覚ますと目の前に康太と不倫関係にある鈴村こずえ（37）とその息子の鈴村裕樹（8）がいる。その近くに悲しい目をした岡田真司（11）。中学生になったさえは、御子柴綾人（14）と出会い交際する。しかし、さえには好きという気持ちがわからなかった。さえは明久美容専門学校に入学し、そこで岡田と再会、交際関係に発展する。二人は、明久美容専門学校を卒業し、共に上京する。二人は同棲しながら美容師として働くが、さえは美容師を辞めてしまう。さえが新しく働き始めたのは株式会社ファーストワン。そこで上司として働いている高槻研（26）。次第にさえと岡田はすれ違い、別れを決める。その後、さえは高槻と交際関係に発展する。しかし、さえは岡田との恋を思い出してしまい、高槻との交際に迷いを感じる。さえの気持ちを汲み取り、高槻は望まない別れを告げる。さえは、過去の出来事や恋愛を通して、心の成長を遂げる。
本文は日藝博期間中、江古田校舎で読むことができます。
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