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『神様に生まれたかった』今井 綾乃

<あらすじ>

高梨結(19)は生きる意味を失い、毎日同じ学生生活を送っていた。そんな中、通っていた珈琲店で、演劇に夢中に取り組んでいる鳴海鈴(20)と出会い、互いに興味を惹かれるようになる。鈴が主演する舞台『愛と瞬きの何処か』を観劇した結は、鈴と仲を深める一方で日常に起こりうるストレスを浴び、悪夢を毎晩のように見るようになる。精神が不安定になった結はついに、事故で歩道橋の階段から転がり落ち頭を打ちつけてしまう。それを機に結は夢の中で美女に出会い、自我が混乱するようになる。結は躁気味になり、自分を探すためか鈴の劇団で手伝いをするようになるが、結局それも虚しく終わってしまう。結は2月29日に20歳の誕生日を迎えた時、それまでの自分とすべて別れることを決意し、最期を迎えることを視野に入れていた。締めくくりとして鈴の千秋楽を観劇した結は死のうかと考えるが、自身とは対照に生きる方法を見つけた樋口俊哉(17)に偶然にも見つかり、死期を遅らせることに決める。


本文は日藝博期間中、江古田校舎で読むことができます。

 

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