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『花は折りたし、梢は高し』佐藤 妃夏

<あらすじ>

2016年4月。華実学院女子部入学式。それが羽風充希と日髙七生の出会いだった。垢抜けず、野暮ったい充希と、美しく洗練された七生。正反対の二人はやがて親友同士になる。

充希は七生の美しさに憧れ、七生は充希に親友以上の想いを抱いている。

大学に入ると、二人の関係性は大きく変わる。“大学デビュー”をした充希の素行を、あまり良く思っていない七生。七生は何度も忠告するが、充希は聞かない。むしろそんな七生に苛立ちすら感じていた。充希はサークルの先輩に酷く振られたことをきっかけに、男遊びをするように。そして七生との関係も絶ってしまう。

一年後、充希と七生は再会する。七生は充希への長年の想いを伝えるが、その想いがさらに充希を傷つける。今度こそ、本当の決別だった。

その後、七生は唯一の家族とも言える祖母を亡くし、その寂しさを埋めるように幼馴染の八重司と付き合い始める。充希はホストに入れ込んでいる。

充希と七生。二人が交わることは二度となかった。


本文は日藝博期間中、江古田校舎で読むことができます。

 

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