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『Blue Moon』横山 天音

<あらすじ>

 大人気漫画家、高橋愛(22)はスランプに陥っていた。愛は、漫画に対するこだわりが強く、他人に弱音を吐けない。

 人気アイドル・中森蘭(18)が主人公のサスペンス漫画。『パーフェクト・ガール』を執筆途中、腰を壊し、自分の満足する原稿が描けなくなる。

とうとう愛は、勝手に『パーフェクト・ガール』の連載を終えようと試みる。

 しかし、担当編集中野雄一(30)に阻止され、泣く泣く漫画家を続けることとなった。

 そんな中、442年ぶりの皆既月食と惑星食が同時に起きようとしていた。

 ウラノス(25)は、銀河中の娯楽を収集するのが趣味の宇宙人。重度の漫画オタクでもあり、地球にしかない貴重な漫画を求めてやってきた。

 しかし、エンジンの故障で裏山に墜落。ウラノスはひょんなことから、愛と出会い、迎えが来るまでの間、愛の家に居候することに。

 ウラノスは、自分が居候する代わりにある提案を持ちかける。

 それは愛とウラノスの二人で、漫画『パーフェクト・ガール』を連載すること。

 愛は、宇宙人との共同生活に戸惑いながらも、漫画の連載を続行する。

 ウラノスは、「高橋愛・漫画家への道」という掟を掲げ、愛の堕落した生活を矯正するところから始める。

 連載を再開した『パーフェクト・ガール』第二部は、瞬く間に人気を博す。

 しかし、漫画で起こった出来事が、現実世界でも起こるようになり、日本中が大混乱になる。それはウラノスが引き起こす力が原因で影響されるものであった。愛は、現実と漫画に板挟みになりながらも、奮闘する。


 

本文は日藝博期間中、江古田校舎で読むことができます。


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