<あらすじ>
一ノ木戸小学校四年生の中村太郎(9)は学校の放課後にいつも幼馴染の皆川将也(9)、友達の長谷川聡太(9)、熊倉慎太郎(9)、土田満(9)らとグラウンドで野球をしている日々。太郎は水泳を習い事としていたが、新しい習い事をしたいと考えている中で、将也が通っているテニスクラブにいつも放課後野球をしてから将也が通っている三条テニスクラブに一緒について行っている。ある日、コーチの野田絵里(25)と米山隆史(32)は将也に同世代の練習相手がいない為、幼馴染の太郎を勧誘できないかと伝える。将也は学校で太郎に三条テニスクラブに入って、一緒にテニスをしないかと伝える。太郎はテニスを始めたい気持ちはあったが、親がいいと言ってくれるか心配な中、勇気を出して母の中村明美(40)と父の中村友之(38)にテニスをやりたいと伝える。太郎は一度体験に行くことになる。体験で太郎は初めてながら、身体能力の高さをオーナーの岩月正之(70)をはじめとする、コーチの絵里や隆史に見せることになる。そして太郎は体験でテニスの面白さに気づき、強くなりたいという思いから、三条テニスクラブに入ることになり、テニスを一から始めることになる。太郎は日々練習を重ねている中である日、友之から重要なことを告げられる。それは祖父の中村鉄朗(69)の命が危ないということだった。太郎は鉄朗に、生きている間に初めての大会で初勝利を見せたいと決意する。大会のトーナメント表が出ると、将也に初めての大会で初勝利は難しいと言われる。さらに太郎の相手は格上の田中瑛二(11)だった。序盤は初めての試合で緊張している太郎は瑛二と相手にならない。試合が進む中で鉄朗が太郎の試合に駆けつけると、太郎の緊張して楽しんでいない様子を見た鉄朗は太郎に楽しめと伝える。太郎は鉄朗に言われてから力を発揮し、鉄朗の前で大逆転を見せる物語。
本文は日藝博期間中、江古田校舎で読むことができます。
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