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「日本統治下の朝鮮映画を中心に韓国と日本の評価をめぐって」 ジョン ジヒョン

<論文概要>

 論文テーマのモチーフは観点の違いからくる様々な評価の間で感じた「疑問」にある。映画を見て分析していくにあたって、時代の背景に関連した「近現代史的視点」からの評価と「映画史的視点」からの評価の間で疑問を感じ、この疑問は両国の専門家たちはどのような観点から作品を見つめ、どのような評価をするのか。そして、その評価はどのような違いを持っており、歴史的視点の介入が映画作品評価にどのような影響を与えるのか。韓国映画史で最も明確に解決されていない部分は映画誕生胎動期の映画史をはじめ、植民地時代末期の国策映画ないし親日、御用映画に対する整理である。これは資料的にも人物史的にも多くの研究を要する事だったこれまであまり評価されなかった研究分野で、議論するには諸問題があり、積極的に取り上げられなかった韓国映画史の敏感な部分でもある。現代の視点から見た作品は、それぞれの作品が目立つ特徴を持っていれば、彼は決して否定的な側面ではなく、作品性の面で優れていたり、興味深いと言える部分だ。そのような作品に対して国策映画または親日映画という単語に焦点が合わされ、汚名を着せられた作品もたまにある。 上記の論文では、該当作品のそれぞれを現代の日本で映画を学習する韓国人の視線で分析し、当時の製作背景および批評文を通じて朝鮮映画に対する認識を喚起させ、今後関心を持って進まなければならない課題について記述した。


 

本文は日藝博期間中、江古田校舎で読むことができます。


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