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空の検索で97件の結果が見つかりました。

  • 「エリッヒ・フォン・シュトロハイム論」喜井大二朗

    <論文概要> シュトロハイムはリアリズムの映画作家として広く認知されている。しかし、私はシュトロハ イムは幻想的なディゾルブや複雑なモンタージュ技法を使っており、そこにはどこか反リアリズム的な要素が強く見られることに気がつい た。また今見ても新鮮な映画技法を使っていることにも気がついた。 この論文で明らかにしたいことは、さまざまな文献に書かれた「ありのままの現実を映す」、「リアリズム」、「自然主義」、これらの一見、シュトロハイムの作品を端的に表しているような言葉の裏に隠れた、まだ論じられていない、まだ未開拓のモチーフ分析や反リアリズム的な 要素を論じることである。あまりの完璧主義によって映画監督としては映画界から追放されたシュトロハイムの数少ない作品にスポットライトを当てることでこれまでの映画史における俳優としての印象が強い現実主義の彼の誤解をときたいと思う。 <卒論を終えて> いろいろな映画を見た。いろいろな映画館に行った。いろいろな本を読んだ。特にサイレント映画を観ることが私の大きな喜びだった。そしてエリッヒ・フォン・シュトロハイムという映画作家に出会い、映画の本質を知った。シュトロハイムの研究からどんなに才能のある人でも周囲が理解しないと潰されるということを知った。卒業しても私は文章を書き続ける。 作品は日藝博期間中、江古田校舎で読むことができます。 ▶︎ 対面企画 ご感想はページ下部のコメント欄にお願いいたします。

  • 「影絵映画再考−ロッテ・ライニガー、大藤信郎からミッシェル・オスロへ」岡崎量子

    <論文概要> 本稿では、第1章で影絵映画がそれ以前の影絵から受けた影響を整理し、第2章で先駆者ロッテ・ライニガーの作品分析を行い、彼女がいかに前衛的でまた一貫していたかを分析した。第三章では主に大藤信郎を中心とした日本の影絵映画作家に焦点をあて、これまで国内で評価されてこなかった作品の分析に加え、先行研究で取り上げられた影絵映画の教育的価値に疑問を呈し、教育が衰退に繋がったことを明らかにした。第4章で現代唯一の長編影絵映画作家のミッシェル・オスロを分析し、その独自性や画面の審美的特徴以外に、影絵映画がこれまで分析されてこなかった画角や構成について明らかにした。また現在における影絵映画は、これまでタブーとされてきた正面の視線や、平面的な人と立体的な背景との融合による視覚的変化を強調させるような違和感への挑戦がなされている。また、他の映画では映ってしまう環境の差、人種等の差を排除することで、対象を特定させない効果をもつ唯一の分野である。 <卒論を終えて> 昨年の今頃、漠然と思い描いていた「映画と版画、浮世絵の共通点について論文を書きたい」という思いが、今こうして形になったことに感慨深いものがある。粗雑な動機からたどり着いた「影絵映画」は、それ自体がまだ研究が充分になされていないことに対して、吉ととるか、凶ととるか。本当にこの研究が正しいのか、情報を収集できているか、手探りの中自分の考えのもと書き上げることができたことに、私は吉であったと言える。これからもこの分野が研究されていくことを願う。 作品は日藝博期間中、江古田校舎で読むことができます。 ▶︎ 対面企画 ご感想はページ下部のコメント欄にお願いいたします。

  • 『大人にはサンタもヒーローもいない』宮本桃羽

    <あらすじ> コロナ禍に大学に入学した夢野は二年間の自粛生活で人見知りをこじらせて親の仕送りでコンビニと家を往復する生活を送っていた。コロナが明ける来年度から自立しようと決意する夢野。折れかかるたび味方をしてくれたのはリモート授業で一緒に活動していた伊織であった。彼は夢野の好きな特撮番組のヒーローショーキャストをしていたこともあり、彼の演じるようなヒーローこそ夢野の憧れであったが、新学期を迎えた夢野は何とか見つけたバイト先の雑貨屋で社会人として、ある程度妥協や融通を求められることを痛感する。また、対面になったことで自分の味方だと思っていた伊織やリモートの二年間の全てが虚像のように思えて、伊織に不信感を抱き、彼からの告白を曖昧に流して逃げてしまう。自分の夢に折り合いをつけ、大人になろうとする夢野だったが、かつて伊織にもらったヒーローのフィギュアが床に落ちて壊れかかっているのをみて、やはり割り切れないと感じる。大人になるとサンタもヒーローも来なくなるが、どんな悪役でもだれかのヒーローになれるのもまた、大人の特権なのかもしれない。 作品は日藝博期間中、江古田校舎で読むことができます。 ▶︎ 対面企画 ご感想はページ下部のコメント欄にお願いいたします。

  • 『母さんが家出した』牧島聖城

    <あらすじ> 平凡な四人家族の古川家の長男古川勉が家に帰ると、母親が手紙を置き犬を連れ、家出したことを父から伝えられる。そんな中、犬の散歩コースにいる母親と再会する勉。隣には見知らぬ男もおり、浮気ではなくただの親戚の男であると言われる。手紙の内容も事実とは異なり、ただの親戚の集まりであることを知る。勘違いしていたことを母親に伝えると、そのまま生活して、みんなに変わってほしいと言う母親。それに協力する勉。母親のいない生活に慣れず飲んだ帰り道に男といる母親を目撃する父親。自分を変え帰ってきてもらうために努力を決意する。自分で料理などもするようになり、自分を変えた父親は母を食事に誘う計画を立てる。食事当日母と再会し、仲良く食事をしているとそこに若い男がやってくる。そしてそれを見事撃退する父。後日カフェで彼女に母親のいた男は親戚なのかという話をしている勉。結局それを心に秘め生活を続ける。 作品は日藝博期間中、江古田校舎で読むことができます。 ▶︎ 対面企画 ご感想はページ下部のコメント欄にお願いいたします。

  • 『鮭と卵焼きとお味噌汁』小野寺夏希

    <あらすじ> 橘紗英は幼少期に母親の育児放棄でいじめを受け、現在も過去のトラウマに悩まされていることから過度に自分の匂いを気にしてしまう自臭症を患っていた。ある日、母親の孤独死を知らされ、火葬場で遺骨を目にし束縛から解放されたことを実感する。その夜、大家の幸子が訪ねてきて、婚約者に裏切られたみのりを一晩だけ預かるよう頼まれ、渋々承諾する。翌日、家賃値上げとアパート取り壊しを告げられたみのりは、家事分担と家賃負担を条件に同居を提案。紗英も金銭的余裕がなく、同居生活が始まる。みのりの料理への情熱に紗英は次第に心を開くが、みのりが秘伝のレシピを漏らして店を辞めたことを隠していたと知り、裏切られたと感じ家を飛び出す。みのりの追及で、自分の発言が原因と気づいた紗英は反省し、二人は互いに心を通わせる。同居生活を通じ、二人は互いの弱さと強さを受け入れ、絆を深める。 作品は日藝博期間中、江古田校舎で読むことができます。 ▶︎ 対面企画 ご感想はページ下部のコメント欄にお願いいたします。

  • 『しわわせ』杉本丞

    <あらすじ> 天才ラッパー理音は高校生ラップ選手権を優勝し、大学生でメジャーデビューを果たす。母親に反対されるも隠れながらライバルの文太とラップ活動を続ける。音楽制作に没頭する理音に息抜きでラップバトルをしようと持ちかける文太。そこで理音のラップを始めるきっかけとなった斉藤に出会う。理音は斎藤に自分らしさを問うが納得のいく答えは返ってこない。それでも必死に音楽制作を続ける理音だったが母親にバレてしまいラップを辞めることになってしまう。理音は就活を始め文太はそれに対し怒りを覚える。理音の面接前日、イベントで理音は自分らしさとやりたいことを問われ答えられずマイクを置いてしまう。それに見かねた文太は怒りをぶつける。理音に憧れを抱いていることを伝える文太。自分には限界だと言う理音。翌日ラップバトルの大会が開催され理音は文太に無理やりエントリーさせられる。決勝で戦う文太と理音。理音は文太の背中を押す立場であることが自分の幸せだと伝え、ラップ業界から退く覚悟を見せる。 作品は日藝博期間中、江古田校舎で読むことができます。 ▶︎ 対面企画 ご感想はページ下部のコメント欄にお願いいたします。

  • 『婚』ゴ ボン

    <あらすじ> このシナリオは、家族の責任や愛、二世代間の葛藤を描いている。2022年、林凛は母親が癌にかかり、日本で治療を受けさせるため、婚約者宋舒陽と共に生活を始める。しかし、宋舒陽の家族、特に宋知遠(父)の干渉が次第に林凛を不快にさせ、関係に亀裂が生じる。不動産問題を巡り、林凛は宋知遠と激しく対立し、宋舒陽との関係にも疑問を抱き始める。最終的に、宋舒陽は偽の離婚を提案し、両親の信頼を裏切りながら林凛を守ろうとする。二人は過去の誤解を解き、未来に向かって歩み始める。この脚本は私自身と友人の実体験に基づいて改作され、家庭の責任、文化の衝突と個人の選択が感情に与える影響を探求し、愛と成長の苦闘と和解を示している。 作品は日藝博期間中、江古田校舎で読むことができます。 ▶︎ 対面企画 ご感想はページ下部のコメント欄にお願いいたします。

  • 『春一番が吹いた』田中岳朗

    <あらすじ> 双子ゆえに比較されてしまうことコンプレックスを持つ春樹。モラハラの父に束縛されている香澄。香澄の彼氏で完璧な人格を追い求める理人。春樹の幼馴染で理人に対して異常な執着を持つ葵。全力で打ち込んでいたサッカーをやめ、空っぽだった春樹は写真を始めた。ある日、捨てられていた子猫を一緒に看取った春樹と香澄は、お互いの背景を知って徐々に親密になっていく。やがて理人との関係に不満を持っていた香澄は、理人に本音をぶちまけてしまう。不甲斐ない自分に腹を立てる理人。そんな理人の様子を見て不快感を募らせる葵は香澄の抱えている秘密を学校中にばら撒く。噂がたち学校にいられなくなった香澄。噂はどんどん広がって、春樹の日常にまで影響を及ぼしていく。生きていく意味を見失いかける春樹だったが、写真家 高梨のとの対話によって前に進み出す。周りのように普通ではない僕ら。それでも力強く生きていきたいと屋上から叫ぶ。 作品は日藝博期間中、江古田校舎で読むことができます。 ▶︎ 対面企画 ご感想はページ下部のコメント欄にお願いいたします。

  • 『ボクのアユミちゃん』石原大暉

    <あらすじ> アユミちゃんという少女人形が好きな小鳥遊渚(10)は、人形の服を作ることに夢中の杉野拓海(10)と出会う。拓海も渚と同様に母親との確執を抱えていたことを知り、渚は拓海と親交を深めていく。ある日、二人は親に無断で東京に向かう。間宮寛樹(34)は、妻の円香(32)の母親になりたいという願望を受け入れられずにいる。そんなある日、夫妻は大喧嘩し、寛樹は自分が子供に興味がないと円香に伝える。翌日、寛樹が仕事から帰ると、自身がコレクションしていたアユミちゃんと、ドールハウスが部屋から一つ残らず消えていることに気付く。円香も家から去っていた。渚と拓海は、東京のアユミちゃん専門店で寛樹と出会う。二人が親に無断で東京まで来たと知った寛樹は、柚月に電話で報告する。柚月が迎えに来るまでの間、交流する三人。別れた後、拓海と渚はそれぞれの母と折り合いをつけ、寛樹は円香と離婚することを決意する。  作品は日藝博期間中、江古田校舎で読むことができます。 ▶︎ 対面企画 ご感想はページ下部のコメント欄にお願いいたします。

  • 『Are you still dreaming?』青澤梨理子

    <あらすじ> 幼い頃に父親の浮気が原因で両親が離婚し、母親のからは「あなたはお父さんみたいな大人になっちゃ駄目よ」と育てられてきた佐藤結。結は、中学生になってからは吹奏楽部の活動を楽しみつつ、ツイッターで「ロロ」と言う名の同い年の少女と知り合い、交流を深めていく。しかし、勉強を疎かにしてきた結は、成績不振を理由に吹奏楽部を母親に辞めさせられてしまう。母親に恐怖を感じた結は大人しく勉強し、少しずつ成績は上がっていくものの、相変わらず認められない。高校生になった結は、ツイッター上でしか交流のなかったロロと一緒に遊ぶことに。楽しい時間を過ごす二人だったが、途中でロロの体調が悪くなり、結はそこで初めてロロは心臓病を患っていることを知る。父親との再会で、両親の離婚の原因は母親の浮気であったことが判明し、結はショックを受け希死念慮を抱く。そんな中で心臓病の手術を控えたロロに会いに行った際に説得され、結は母親ではなく自分のために生きることを約束する。  作品は日藝博期間中、江古田校舎で読むことができます。 ▶︎ 対面企画 ご感想はページ下部のコメント欄にお願いいたします。

  • 『レッスン』佐々木くるみ

    <あらすじ> 中学二年生の阿部こゆきは、母のえりから祖母の愛子が亡くなったという知らせを受ける。こゆきは幼い頃、祖父母と共にえりの生家である団地で暮らしており、今も愛子の住む団地とえりの住むアパートを行き来する生活を送っていた。こゆきは、涙を流すえりに動揺し、一人団地で夜を明かす。帰ろうと説得するえりに、こゆきは、私の前で泣かないなら帰ると言い放つ。煮え切らない関係のまま、えりは職場である老人ホームへ、こゆきは部活へと向かう。えりとこゆきは本音を打ち明けられないまま日々を過ごす。三度目の口論で、こゆきはえりがお母さんだったらよかったと泣き出す。えりはこゆきと話し合い、私を母親にさせてと懇願する。春休みに入ったある日、こゆきとえりは二人で、愛子の部屋からこゆきの私物を運び出す。二人の生活が始まる。  作品は日藝博期間中、江古田校舎で読むことができます。 ▶︎ 対面企画 ご感想はページ下部のコメント欄にお願いいたします。

  • 『娯楽戦争』茅原光梨

    <あらすじ> 2XXX年。政府によって施行された政策より”誰も傷つかない世界”が実現された日本。公安部・娯楽検閲課として日々娯楽に対する規制を行っている高岸哲夫(58)。その規制に対抗する人々が暮らす地下街の住人、墨田海(21)、牧野香(22)、麗子(44)、加藤(52)。高岸の父貞夫(80)は地下街の創始者であり、娯楽犯罪者。地下街に潜入し、父を逮捕する任務を任せられる高岸。地下街に潜入する中で、娯楽に救われた人々を見て、娯楽規制に対して疑問を抱き始める。そんな中、地下街の人々から娯楽規制への抗議の映画制作に誘われれ参加する高岸。負けじと政府も地下街の人々を粛清し始める。戦うことを決意した高岸は、公安を裏切り、地下街の人間として戦い、抗議のため戦いの様子を映画として撮影することに成功する。戦いで高岸は散ってしまうが、高岸が残した映画のおかげで、数十年後の未来、娯楽規制が緩和され平和な世界になる。 作品は日藝博期間中、江古田校舎で読むことができます。 ▶︎ 対面企画 ご感想はページ下部のコメント欄にお願いいたします。

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