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検索結果

「」に対する検索結果が91件見つかりました

  • 『鳥は古巣に帰る』船田 真由

    <あらすじ> 佐治羽は育ての親である祖母、佐治林子を感染症で亡くす。骨となって帰ってきた林子の死を当然受け入れられる訳もなく、林子の友人である米鰆光江にもその死を告げずにいた。料理人見習いとして働いていた店を辞めてからは、家に引きこもりがちの生活をしていたが、心配した光江から、森の里という養護老人ホームの募集チラシを貰う。森の里で支援員として働き始めた羽はある夜公園で、自治体主催の流しそうめんで出会った少年、鳩野陽介と再会する。陽介はいつ帰るかもわからぬ母親を待ちながら、何とか渡されたお金で一人生活をしていた。羽はそんな陽介の姿が、かつて幼い頃母親に捨てられた自分と重なり、陽介が気になる存在となる。森の里で開かれたクリスマス会を機に羽と陽介はお互い抱える事情を知らぬまま、ただ一緒に夜ご飯を食べる仲になっていく。そして、次第にお互い失っていた「家族」を相手に感じていくようになる。 本文は日藝博期間中、江古田校舎で読むことができます。 ▶︎ 対面企画 ご感想はページ下部のコメント欄までお願いいたします。 About 映像表現・理論コース

  • 『望獣 ―Desire Monster―』畠山 悠希

    <あらすじ> 人間誰しもが持っている欲望や願望。他の命を犠牲にしてでも叶えようとした者が『望獣(デザスター)』と呼ばれる化物となり、世界では密かに自らの願いを叶えるための殺し合いのデスゲームが繰り広げられていた。そんなことを知る由もなくごく普通に生きてきた天堂紫苑は、同棲している恋人の風間颯希と平々凡々たる生活を送っていた。ある日、颯希の大好きな蠍が展示されている展覧会に二人で出掛けると、帰り道で謎の人だかりに遭遇する。人だかりの先には望獣の姿。望獣から逃げるうちに事故が起き、颯希が巻き込まれてしまい、三原源を名乗る謎の人物に促され、颯希を助けたいという願いから紫苑は蠍の望獣に覚醒する。颯希を救うため、自ら戦いに身を投じる紫苑だったが、狩るべきとされる望獣が自分と同じく人間であることを知り、戦いに迷いを抱くが、戦いの中で出逢った人々との関わりによって、再び戦うことを決心する。 本文は日藝博期間中、江古田校舎で読むことができます。 ▶︎ 対面企画 ご感想はページ下部のコメント欄までお願いいたします。 About 映像表現・理論コース

  • 『神様はなにも言ってない』佐野 優一

    <あらすじ> 加賀洋介は、医者の父・柊介と新興宗教の信者である母・美佐緒の間に生まれた宗教二世であった。美佐緒は洋介とともに『光明の会』の奇跡のワザ「手かざし」に勤しむ。薬を毒だと伝える教義に疑問を感じつつも家族を尊重する柊介は、口出しは最小限にとどめていた。 高校生になった洋介は柊介の勧めで薬剤師を目指すことを決める。それを叶え薬科大学に進学し最終学年を迎えた洋介は、友人の克樹とともに国家試験合格を目指していた。一方加賀家では、夫婦間の諍いが絶えず、柊介は美佐緒の宗教の話と仕事の不満に疲弊していた。柊介が向精神薬を大量に服用するほどの状態であると知った洋介は、しかしどうすることもできず、その夏に柊介は死を選んだ。 父の死を受けて、洋介は今まで信じていた宗教、それを盲信する母に疑問を持ち始める。近所のカフェ店員であるつかさや克樹にも助けられ、亡き柊介の思いを知り、宗教と美佐緒から離れる決意をする洋介。紆余曲折を経て離脱できた洋介だったが、ただ悲しみだけが残るのだった。 本文は日藝博期間中、江古田校舎で読むことができます。 ▶︎ 対面企画 ご感想はページ下部のコメント欄までお願いいたします。 About 映像表現・理論コース

  • 『夏にマスクじゃメガネが曇る』戸井 くるみ

    <あらすじ> 芸術大学で音楽を学ぶ上条夏理(21)は、就職活動に忙しい大学4年の6月、父、和哉(45)が後妻の早紀(35)と一緒に事故死したとの報を受け取る。両親が離婚して久しく、突然の訃報をどう受け止めていいかわからない夏理だったが、和哉と早紀に遺された娘、言葉(8)(以降はカタカナで表記)を、迎えに病院へ行った。和哉には存命の親戚がおらず異母姉に当たる夏理が一時預かることになったのだ。コトハは音や数字にそこにはない独特の色を感じる「共感覚者」で、人を見てもその輪郭の周りに色が見えるという特徴を持つが、夏理の周りには色が見えないと言う。人はそれぞれ見ている世界は違うが、自分の感覚や感情を、人の感情や感覚を否定してはいけないという話。 本文は日藝博期間中、江古田校舎で読むことができます。 ▶︎ 対面企画 ご感想はページ下部のコメント欄までお願いいたします。 About 映像表現・理論コース

  • 『からみてぃ』遠藤 俊之介

    <あらすじ> 中村巧は「性的なものやグロテスクな創作をしない」という主義の芸術家。ある日友人である茂と一緒に投身自殺を目撃したことをきかっけに、一切の創作活動が出来なくなってしまう。 巧、茂、そして茂の後輩である綾乃の三人は、巧の創作能力を取り戻す試みをする。その過程で、巧と茂は、それぞれの因縁の相手である和仁、美代と出会う。 巧は和仁との対話を切っ掛けに、和仁は自らのポリシーを断ち切り、復活を果たす。 そんな中、巧は次第に綾乃に惹かれるようになる。しかし綾乃は最初から茂のことが好きであり、その茂は美代に誑かされて気持ちを断ち切れず苦しんでいた。 巧は美代に茂との縁を切る様にいうが、全く言葉が届かない。そんな中、綾乃は茂に告白するが振られてしまう。 茂と綾乃のためにと決意をした巧は、一枚の絵を完成させて、美代に見せた。それは様々なグロテスクなイメージをかき集めて作り上げた、狂気の再現。しかし巧の中に美代を殺害する覚悟が本当にあるように錯覚した美代は、茂から手を引くことを約束する。 本文は日藝博期間中、江古田校舎で読むことができます。 ▶︎ 対面企画 ご感想はページ下部のコメント欄までお願いいたします。 About 映像表現・理論コース

  • 『波風を立てて』榎園 美咲

    <あらすじ> 日本有数の保険会社・大空生命に勤めている高畑智絵は「周りが望む姿で在り続けること」が安定して生きていく術であると自負している。信頼の厚い営業部広報課の先輩・梶翔陽との結婚は同僚からは勿論、母・智子からも大きな期待を寄せられているが、同棲する中、翔陽の描く夫婦像に抱き始める。自発的な行動は以ての外であった智絵だが、ある日大手取引先との新規事業のチームに選ばれ仕事への取り組み方は一変。智絵とは正反対の性格である翔陽の同期・柳川恵一の後押しもあり、初めこそ消極的であった智絵だが次第に率先して動き、仲間達と共に奮闘するようになる。そんな智絵をどこか不安げな表情で見つめている翔陽。事業の大成功をおさめた智絵は、再婚していたはずの父が実は独り身で現在は危篤状態にあると智子に告げられる。長年に渡る母からの支配に気が付く智絵。翔陽との結婚を見据え、智絵の今後を懸念する柳川は、智絵の生き方のずるさを指摘する。自分らしく生きるとは一体何をさすのか。自分の在りたい姿で生きていくことを望む智絵は、翔陽に本心を告げることを決断する。 本文は日藝博期間中、江古田校舎で読むことができます。 ▶︎ 対面企画 ご感想はページ下部のコメント欄までお願いいたします。 About 映像表現・理論コース

  • 『アイドルと私』山田 彩佳

    <あらすじ> 高校3年生の宮下愛理(18)は両親に内緒でアイドル活動をしているが、応援してくれるのはイシロー(42)くらいで、思い描いていた日々とは異なる惰性の毎日。このままアイドルを続けていくべきか悩んでいた。 そんな時、マネージャー斉藤裕介(23)から、2ヶ月後のワンマンライブで200人動員することができなければ解散と突きつけられる。 歌手への下積みでメンバーになった小森鈴(17)にとっては辞めるチャンスとなったが、理想のアイドルを追求する北山花音(21)にとっては許せない話だった。 一方愛理はクラスメイトの大竹涼真(18)と出会い、アイドルではない普通の幸せへと気持ちが傾いていく。 しかしイシローの入院と花音のスキャンダル、涼真からの告白や鈴の裏切りが重なり、今までイシローに助けられていたと実感した愛理。 イシローに会いに行き、アイドルは立派な仕事だと感じると、花音と鈴を説得して最後のワンマンライブを実現させる。目標を達成した3人は、それぞれのアイドルとしての生き方を見つけはじめたのだった。 本文は日藝博期間中、江古田校舎で読むことができます。 ▶︎ 対面企画 ご感想はページ下部のコメント欄までお願いいたします。 About 映像表現・理論コース

  • 『たそがれに咲く君へ』若杉 栞南

    <あらすじ> 離婚をしても尚家族のような時間を送ろうとする両親に疑問を抱く小豆沢晴夏。「私」という内面を持ちながらも周囲の期待通り生きてきた池鯉鮒真咲。二人は相手が誰かを知らぬまま図書館で交わすノートを元に距離を縮めていく。しかし互いの正体がわかった途端、真咲は恐怖に支配されていく。学校では誰からも好かれる真咲だったがノートの中では「私」として言葉を綴ってきたからだ。 真咲が今まで見せることのできなかった「私」を知っていく晴夏は、同時にその儚さに触れていく。また、真咲も晴夏の強さの中に柔さを見ていた。そんな二人は生きる上での違和感の解消に互いの力を必要としていく。 ずっと見ることのできなかった真実、見せられなかった自分と向き合うことを決意した二人は両親との対話を経て違和感を解放していく。 本文は日藝博期間中、江古田校舎で読むことができます。 ▶︎ 対面企画 ご感想はページ下部のコメント欄までお願いいたします。 About 映像表現・理論コース

  • 『暗澹たる藤沢家』草野 暁

    <あらすじ> 藤沢光莉が14歳の時に母を過労で亡くしてしまう。 母の遺品から父親の名前藤沢茂と書かれた手紙を 見つけて、自分たちをこんな目に合わせた藤沢茂、 その家族に復讐することを心に決める。 藤沢茂の息子正太と結婚した光莉は、茂の妻明子 と出会ったことと息子連が生まれたことで復讐心が鈍っていた。しかし明子が亡くなったことで光莉は藤沢家に復讐しようと再度心に決める。光莉は甥の朝陽、義弟の二郎を殺害。母と自分を辛い状況に追いやった茂を罪と認めながら死ぬように監禁する。夫正太をゴルフクラブで撲殺した光莉は、藤沢家に火をつけて藤沢家の生き残り息子の蓮を手にかける。 最愛の息子を自分の手で殺す辛さと藤沢家の残虐さを見せる息子を殺さなければならない使命感に苛まれながら息子を手にかける。 復讐を終わらせた光莉は、息子を抱き締めながら火に包まれる。 本文は日藝博期間中、江古田校舎で読むことができます。 ▶︎ 対面企画 ご感想はページ下部のコメント欄までお願いいたします。 About 映像表現・理論コース

  • 『My Train』阿部 桜久

    ジャズプレイヤーとしての成功を目指す青年は、うだつの上がらない日々の中でもがく。ある日、久しぶりに帰った実家で彼は、サックスを持つ祖母と向き合う。 ご感想はページ下部のコメント欄までお願いいたします。 ▷ 映像表現・理論コース [映像専攻] の映像作品 About 映像表現・理論コース

  • 『The Sound of TOKYO』小林 凛太郎

    東京の街や文化は明治維新、大震災、戦争などによる破壊と再生を経て発展してきましたが、そんな歴史の断絶を経験した東京の”東京らしさ”は現在どこにあるのでしょうか。 この問いに対して私たちは「街の端々の、人々の生活や時間、構造などの累積によって東京は構成されており、それこそが東京の本質なのではないか」と考えました。 今作品では自作した音楽と柴田桜子による即興パフォーマンスを用いて、そうした私たちが考える"東京らしさ"の表現を試みました。 ご感想はページ下部のコメント欄までお願いいたします。 ▷ 映像表現・理論コース [映像専攻] の映像作品 About 映像表現・理論コース

  • 『足元から世界を変える』山内 萌

    “SDGs”という言葉が広まりつつある。だが言葉は知っていても中身を知っている、実際 に行動に起こしている人たちは少ない。ポジティブな力でごみ拾い×ジョギング=プロギングを広めようとしている常田さん。 ご感想はページ下部のコメント欄までお願いいたします。 ▷ 映像表現・理論コース [映像専攻] の映像作品 About 映像表現・理論コース

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